逃げるは恥じゃないし、役にも立つ

まずは、私の人生を簡単にご紹介。
だらだらと書くのは得意ではないので、過去に作ったものを見ていただけますと幸いです。

ちなみに、現在36歳の私の人生がこの表では34歳で止まっているのは、私の性格が引き起こした飽きである。

ここで注目して欲しいのは、輝かしい私の人生の記録ではない。
「色々やってますねー」と言われるであろうこの記録は、どれも上手くいったことしか書いていないという、まるで日本のメディアのような手法だ。

つまり、ここに書かれている出来事の裏側にはたくさんの失敗があるということ。

経験と不安
経験したことのないチャレンジや失敗の経験は皆不安を感じます。
もちろんそれは私も同じでした。

初めての海外生活。
不安と期待を胸に日本を飛び出しました。
何もわからない。知り合いもいない。
日本人に出会うことのない場所で、たくさんの不自由を味わいました。

初めての独立。
事業が成功するのか。生活していけるのか。
寝る間も惜しんで仕事をしました。

巨額の借金。弁護士からの電話。カラオケルームでの軟禁。

海外での生活、起業、あまり大きな声で言えないさまざまな経験。
いろんな不安な経験を乗り越えて、いつからか大抵のことでは動じない強心臓を手に入れたのです。

逃げるが勝ち
紀元前500年。つまり2023年現在から、2523年前に孫子という先人は言いました。

三十六計逃げるに如かず

世間をうまくわたり、成功するためには、戦いに勝つことにこだわるよりも、争わないように勉めることが大切。 一見して負けて後退しているようにみえても最終の勝利を手に入れ、ひいては良好な人間関係を周囲に築くことになるのです。

この言葉だけを見ると、戦わずして逃げるべき。と解釈しがちです。
しかし、孫子は武将であり、この言葉は戦略の一つということを忘れないでください。

1人で散歩している時に前から1000人の敵兵が襲ってきた時。
山々に囲まれた先細りの平面で襲われた時。

そんな中で戦い、負けることが有終の美と言えるでしょうか?
私は逃げて戦略を立て直すことを選びます。
もっと多くの兵隊を連れ、山の上から相手に勝負を挑みます。

ペンや紙なんてものが存在しない、約2500年前を生きた偉人が残した言葉。
今も尚、語り継がれる言葉。

逃げることは恥ずかしくありません。最終的に勝つために、時に逃げることを選んでいいのです。

七転八起
ここまで、不安・経験・戦い方について話してきました。

私たちはこれまでたくさんの失敗をしてきました。
そして、これからもたくさんの失敗をすると思います。

その失敗は誰も気にしていないのです。
みんなが注目するほど、私たちはすごくないのです。

みなさんが最初に感じた「色々やってますねー」というのが世間の感想であり、
裏に隠れているたくさんの失敗なんてものは誰も気にしていません。

仕事で「PDCAを回しましょう」なんていう言葉を耳にしますが、
Planできる人は、それ以上にDoをしたことがある人です。

7回どころか、生きてるうちにたくさん転んで、それより1回だけ多く起き上がってみましょう。
いつか転ばない方法を得てることでしょう。

私はこれからもたくさんのチャレンジをしていきます。
そして、そのチャレンジや失敗を通して皆さんに負けない経験を積んでいきます。

失敗を通して学んでいくことが、人生にとっては財産であり、成功の近道なのですから。

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